現役小学校教員による授業実践&クラス経営記録

現役小学校教員による授業実践などを備忘録的に残したブログです。

本日の授業 算数1年生「10よりおおきいかず」

今日は、金曜日ということもあり、週末に宿題を出さなければならなかったので、深く考えさせるよりも、知識伝達が主となる授業になってしまった点に少し反省しつつも、今日の実践を記録しておきます。

今日は、自分のクラスで、昨日行った授業の前段階の授業を行いました。

 

算数1年生「10よりもおおきいかず」

 

ポイント

①十進数の仕組み

②「1~9までの数」と「10」の数字の違いから2桁の数字で書き表す理由に注目

 

上記の2点をポイントとしました。

本日は板書を撮影するのを忘れてしまったため、板書がありません・・・orz

 

導入

1~9までの数字を黒板に記載しつつ、ブロックを並べていく。

10まで書いたところで、質問

「1~9までの数字と、10の数字と違うところってなにかな?」

子どもの反応

「1~9までは1つの数字で書くけれど、10は2つの数字で書いている」

「0という数字がある」

「10は数字が大きい」

などなど・・・

「2つの数字」という発言に注目して、

「どうして10は2つの数字で表すんだろう?」

と質問。子どもたちはかなり悩んでしまっていましたが、一人が意見をいってくれたことで、様々な意見が出るようになりました。

「10は大きい数字だから!」

「でも9も十分大きいんじゃない?」

といった意見がかわされるようになりました。

そこで子どもたちに

「1と0を組み合わせているけれど、1は「なにかが1個ある」ということを表していて、0は「なにかが0個ある」というのを表しているんだよ」

とヒントを与えた。

 

展開

ヒントになるかどうかわからないが、一つの動画をみんなに見てもらった。

下記の動画である。(ゲームの動画なので、賛否両論あるかもしれませんが・・・)

youtu.be私はドラゴンクエスト大好き世代なもので・・・

はじめは何匹かしかいないスライムが、8匹あつまると1匹のキングスライムに合体する。

8匹になったあと、合体して、大きな1つになる。もともと小さいスライムは0匹になる。

実は数字でも同じことが起きているんだよと子どもたちに伝える。

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それぞれ数のお部屋があって、9匹までしか入ることができないから10匹目が入ろうとすると、みんな合体して隣のお部屋に移動してしまうんだ。

これが10という数字で、10のまとまりの1匹が1つと、小さな1匹はどこにもいないから「0匹」になるんだよ。と伝えた。

 

10匹目が入ることができないこと、10匹目が入ろうとすると、大きくなって1つにまとまってしまうことを主眼においた授業でした。

 

授業が終わったあとは、10のまとまりを見つけては「これがキングスライムになるのかな?」といっている子どもたちがいました。

 

もしご意見等があればいただけるととても嬉しいです。

 

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本日の授業 算数1年生「かずのせん」

本日の授業は、普段担当しているクラスではなく、お隣のクラスの担任の先生が諸事情で欠席したため、補講で行いました。

初めてやるクラスの授業だったので、どういった反応が帰ってくるかわからない中の授業ではありましたが、普段授業をやらないクラスなので、自分が考えている反応と違う反応も多く面白かったです。

 

単元「10よりおおきいかず」の「かずのせん」についてです。

まずは授業の板書記録から

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今回の授業でポイントとしたいと思っていたことは以下のとおりです。

数直線というものの基本

①整数を順番に並べたもの=数直線

②間隔はすべて同じ幅(整数は常に1ずつ増加している)

③左から右にいくにつれて数字が大きくなる

以上をポイントと考えた上で授業を行っていきました。

 

導入

スタートラインに「カエル」「うさぎ」「金魚」を並べて

「これから3匹の動物で競争をします」と伝える。

カエル、うさぎ、金魚をそれぞれ動かし、

「一番はやく進んだ動物は?」と質問

金魚、うさぎ、カエルと言われたところで、「どうしてそういえるの?」と聞く。

 

ここで引き出したかった意見は

「よりスタートから離れている(遠く・右の方)にあるから」という意見。

これにより、スタートが0で、右に行くにつれて、増えていくということを意識できる。

 

展開

その後、「カエル」と「金魚」はどれぐらい離れていると質問。

「10歩ぐらい」という意見や「4メートル半ぐらい」という意見がでる。

10歩や4メートルというような、数字を使った表し方が出てきたので、「ぐらい」ではなくぴったり出すためにはどうすればいいかな?という質問。

数を並べれば、何歩進んだのかわかる、という意見がでてきたので、数直線を登場させる。

 

上記のポイントを押させて、問題演習に入った。

 

数直線の必要性を今回は競争した動物たちがどこにいるかわかるようにするため(若干座標の考え方も入る?)としてみました。

もしよい意見などがあれば、教えていただけると幸いです。

 

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このブログについて

 はじめまして。このブログを運営しているものです。

 普段は小学校教員として子どもたちと1日1日を大切にしていけたらと思い、毎日を過ごしています。

 ブログを書き始めた経緯としては、自分自身の授業実践を備忘録的に書き残しておきたいと思ったということです。

 せっかくまとめたのであれば、情報を発信して他の先生方のお役に立てる情報を与えられたらとも思い、「ブログ」という形を取ることにしました。

 また、自分自身が初年度、担任を持ちながら授業研究をするのに時間が足りず、なかなか思うような授業ができなかったため、そういった悩みを抱える先生の役に少しでも立てたらと思い、情報発信をすることにしました。

 主に担当しているのは、算数やパソコンであり、その授業の内容が主になると思います。

 それでは本日から、不定期ではありますが、サイト更新を頑張って行きます。